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■ 参加者の御感想


参加者の御感想

2020/7/27に実施した名城大学附属高等学校2年(SSHクラス)の皆さんのレポートです。
コロナ禍のため、受講者同士の距離を十分に確保し、私語を控えるなどの対策を徹底することで、感染拡大を防ぎながら講演を実施しました。




Aさん 

 今回の講義のテーマは「味覚」についてでした。人間は舌にある、花のつぼみのような形をした味蕾で味を判別しており、その仕組みは鍵と鍵穴の関係で説明できます。食べ物の成分が鍵となり、味蕾の鍵穴に合うと電気信号が脳に伝えられ、味として認識されます。味蕾の数は生物の種類や年齢によって大きく異なることも初めて知りました。
 動物にとってのおいしさは「生きていく上で役に立つかどうか」と深く関係しています。
 一方、人間のおいしさは ①生理的欲求 ②文化 ③情報 ④薬理学的作用 の4つに分類できることを学びました。また、人間は味からシグナルを読み取ることもでき、酸味から腐敗、苦味から毒物といった危険を察知する仕組みがあることも興味深い点でした。
 好き嫌いは第一印象・雰囲気・経験によって決まり、これを直すには考え方を変えたり、調理法を工夫したり、嫌いな食べ物について調べたりすることが必要だと分かりました。最近では若者の間で味覚障害が増えており、その原因が亜鉛不足であるという話も印象に残りました。
 味覚には以前から興味があったので、今回の講義は集中して聞くことができ、とても有意義な時間になりました。



Bさん 

 今回の講義のテーマは味覚についてでした。これまで「味覚」という言葉は知っていましたが、甘味や酸味などをどのように区別しているのかは理解していませんでした。講義を通して、舌にある花のつぼみのような形をした味蕾の存在を知り、味は鍵と鍵穴のような仕組みで判別され、電気信号として脳に伝えられることを理解しました。
 さらに、甘味阻害物質や苦味抑制物質、ミラクルフルーツなどの味覚修飾物質が存在し、その原理も学ぶことができました。味覚だけでなく、他の感覚にも同じように作用する物質があるのではないかと興味が広がりました。
 最後に、ギムネマとミラクルフルーツの効果を実際に体験し、予想以上の変化に驚きました。これほど強い作用があるなら、医療にも応用できるのではないかと感じました。



Cさん 

 講義で、人の味蕾の数は成人で6,000~9,000個、ウサギは約17,000個、牛は約24,000個、ナマズは約200,000個など、生き物によって大きく異なることを知りました。人は舌だけで味を感じると思っていましたが、動物によっては体の表面などでも味を感じられることがあり、その多様性に驚きました。
 また、味蕾の数は加齢によって変化し、人の味覚が年齢とともに変わる理由にもつながることが分かりました。講義前は「舌の特定の場所ごとに味が分かれている」という味覚地図を信じていましたが、実際には味蕾は口腔内や咽頭にも存在し、どの位置の味蕾でも各味を感じられると知り、認識が大きく変わりました。



Dさん 

 今回の講義では、味覚について新しく3つのことを学びました。
 1つ目は、味を感じるためには唾液が必要であるということ。
 2つ目は、味蕾の数が生物によって大きく異なるということ。
 3つ目は、ギムネマが甘味を感じにくくさせる働きを持つということです。
 特に印象的だったのは、ギムネマを舌にすりつけた後に砂糖を食べると、甘味をほとんど感じなくなったことです。予想以上の変化で、とても不思議な体験でした。また、ミラクルフルーツの体験では、酸っぱいものが甘く感じられるようになり、こちらも驚きの連続でした。
 学んだ内容は家族にも話し、持ち帰ったミラクルフルーツとギムネマを母にも試してもらいました。講義で得た知識と体験を共有でき、とても良い経験になりました。



Eさん 

 味の感じ方を変えるミラクルフルーツの存在は知っていましたが、他にも味覚を変化させる植物があることは今回初めて知りました。特にギムネマを最初に食べたとき、砂糖を口にしても甘味をまったく感じなくなり、その変化に非常に驚きました。また、ミラクルフルーツの体験では、酸っぱいものが甘く感じられるようになり、こちらも強い印象が残りました。
 講義では、味蕾が人間の舌だけでなく上あごや喉にも存在すること、赤ちゃんの方が味蕾の数が多いこと、生物によって味蕾の数が大きく異なることなど、味覚の仕組みについて多くの新しい知識を得ることができました。さらに、ミラクルフルーツには糖尿病患者の支援など医療面での可能性があることも知り、味覚修飾物質の応用の広さに驚かされました。
 また、好き嫌いを直すには「頭の中の考え方を変えることが重要」という話も心に残りました。味覚は単なる感覚ではなく、経験や学習によって形成されることを改めて理解することができました。



Fさん 

 僕はミラクルフルーツについては以前少し聞いたことがありましたが、ギムネマについては今回の講義で初めて知りました。ギムネマを食べた後に砂糖やチョコレートを口にすると甘味をほとんど感じなくなり、その変化にとても驚きました。また、ミラクルフルーツを食べた後には酸っぱいものが甘く感じられ、こちらも強い印象が残りました。 糖分を摂らずに甘味を感じられるのであれば、糖尿病の人などにも役立つ可能性があると感じました。
 講義を通して、研究というものは多くの根拠に基づいて成り立っていることも知り、今自分たちが行っている実験の参考にしたいと思いました。



Gさん 

 今回の講義では、主に味蕾について学びました。味蕾での味の判別は、食べ物の成分が電気信号として脳に伝えられることで行われることを知り、味覚の仕組みをより深く理解することができました。また、ギムネマやミラクルフルーツを使った体験では、同じ食べ物でも味の感じ方が大きく変化することを実際に体験し、その変化に驚きました。
 味覚は人によって異なるため、食べ物のおいしさも一様ではないこと、さらに味覚障害の一部には亜鉛不足が関係していることも学びました。味蕾については以前から興味があり、関連する論文も持っているので、時間があるときにさらに調べてみたいと思います。



Hさん 

 今日の講義はとてもおもしろく、島村先生がダジャレを交えながら説明してくださったおかげで、内容が分かりやすく頭に入りやすかったです。味覚修飾物質という言葉を初めて知り、ギムネマやミラクルフルーツによって味が変化することを実際に体験しました。
 ミラクルフルーツはテレビで見たことがありましたが、実際に体験すると想像以上に酸味が甘く変わり、驚きました。ギムネマでは砂糖やチョコレートの甘味がほとんど感じられなくなり、こちらも強い印象が残りました。
 今回の体験を通して、味覚の仕組みや味の変化の原理に興味が深まりました。自分の課題研究でも、食べる前後での味の変化を比べるような実験を取り入れてみたいと感じました。



Ⅰさん 

 今回の講義では、味を感じる仕組みについて学びました。味を感じる器官である味蕾は動物によって数が大きく異なり、人では赤ちゃんが最も多く、成人になると減少することを知りました。また、味覚には甘味・酸味・苦味・うま味などがあり、辛味は味覚ではなく痛覚であること、苦味は毒物を避けるための重要な感覚であることが印象に残りました。
 さらに、味覚障害は若者にも見られ、その一因として亜鉛不足が関係していることも学びました。講義を通して、日頃からさまざまな食材を食べることが味覚の維持にとって大切だと感じました。



Jさん 

 味を感じる仕組みを学び、それぞれの味がどのような役割を持つのかを考えることができました。草食動物は毒を見分ける必要があるため味蕾が多く、肉食動物では少ないなど、生物の生き方と味覚が密接に関係している点がとても興味深く感じられました。
 人にとっての味覚は好き嫌いの仕組みだけでなく、味覚に変化を与える植物が存在することも学びました。実際にミラクルフルーツとギムネマを使って味の変化を体験し、同じ食材でも組み合わせによって新しい味を作り出せる可能性を感じました。



Kさん 

 講義の冒頭でギムネマという葉を食べ、砂糖をなめてもまったく甘さを感じなくなるという体験をしました。五感の一つである味覚は、動物が食べ物に毒があるかどうかを判断する上で重要であり、食べられるものを幅広く見分けるために発達してきたことを理解しました。
 味蕾の数は動物によって大きく異なり、ナマズには約20万個もの味蕾があることを知り驚きました。基本味は甘味・塩味・酸味・苦味・うま味の5つで、うま味は日本人が発見したことも印象に残りました。
 さらに、ミラクルフルーツを使うと酸っぱいものを甘く感じることができ、味覚修飾物質が地域の食文化や健康に応用できる可能性を感じました。味覚の仕組みとその変化を実際に体験でき、とても興味深い講義でした。



Lさん 

 島村光治先生は人の味覚について研究されており、今回の講義では味覚に関する2つの実験を体験しました。最初の実験では、インド原産のギムネマという葉を舌にこすりつけてから甘いものを食べると、砂糖やチョコレートの甘味がほとんど感じられなくなるという大きな変化がありました。
 2つ目の実験では、西アフリカ原産のミラクルフルーツのタブレットを食べた後に酸味のある食品を口にすると、グレープフルーツジュースやヨーグルト入りレモンジュースが甘く感じられ、こちらも強い驚きがありました。
 味覚は口の中にある味蕾という感覚器官によって認識され、味蕾の数は生物によって大きく異なります。人の味覚には甘味・塩味・酸味・苦味・うま味の5種類があり、辛味は味覚ではなく痛覚であることも学びました。また、好き嫌いは第一印象・雰囲気・経験と学習によって変化し、偏った食事は味覚障害や生活習慣病につながる可能性があることも理解しました。
 ファストフードや加工食品の食べ過ぎにはリスクがあり、日頃からさまざまな食材を食べることが大切だと感じました。味覚についての講義はとても興味深く、面白い内容でした。