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■ 参加者の御感想


参加者の御感想

2016/01/14に実施した名城大学付属高校2年 理系クラスの皆さんのレポートです。

講演風景1 講演風景2



Aさん 

 講義の始めに体験したギムネマの葉は味の変化が実感しやすく、驚いた。このギムネマの葉がどんな応用ができるのか考えてみたけれど、甘味が感じられなくなるのだから、食べ物のほとんどはおいしくなくなるのではないかと思い、ダイエットに活用できるかと考えたけれども、その後の講義では、味を感じる仕組みをしっかり筋の通った説明で分かりやすかった。そこには島村先生の講義経験の多さから、効率よく洗練された講義ができあがっていると感じた。特に印象的であったのは、自分は味覚という感覚を食べる時のみに使うという固定された考えがあったため、ナマズの味覚(味蕾)の使い方には驚いた。味覚が視覚の出助けになるという、今までにない広い視点の考えを持つことができた。その他にも、人がおいしさを感じるのは食べ物の味から来るのではなく、様々な条件があるという話も面白かった。
 ミラクルフルーツの実験では、ギムネマの葉ほどではないが、味の変化もしっかり体感することができた。ただ、その結果より印象的であったのは、それを糖尿病患者のために役立てようとする試みでした。島村先生のこの研究を始めたきっかけは、もともと患者のためではなくて、本で知ってミラクルフルーツに興味を持ったことだけど、その探究心が長い年月の努力の積み重ねを経て、人の役に立つ形になることは、人の探究心の勝ちを感じるすごい例だと思った。
 最後に思ったのが、第一人者になるには探究心、根気、広い視野で考える力などが必要で、それらを養うことで自分もいつか、人の役に立てる人間になりたいと思った。島村先生のミラクルフルーツを育てて初めて実をつけるまで7年かかったという話も、勇気をもらえる話であった。どんな形でも、時間がかかっても社会に大きく貢献できる人間になるために頑張りたいです。
 貴重なお話をありがとうございました。



Bさん 

 今回島村光治先生の講義を聞いて、味蕾という部分で味を感じていることが分かり、また物質が水に溶けないと味がしないことも分かりました。
 僕が興味を持ったのは、動物と味覚についてのことです。味を感じる味蕾の場所や数が動物によって異なることに衝撃を受けました。ナマズは泥や川に生息するため目が悪く、水から流れてくる味を感じてエサを探したり、敵を見つけるために皮膚に味蕾があることや、ハエやチョウは手に味蕾があり、毛穴から水溶液を出して味を感じたりしていることを知りました。また、草食動物は毒に気が付くために味蕾がたくさんあるが、肉食動物は草食動物ほど味蕾の数が多くないことが分かり、触覚でエサかどうか判断できるため、ヘビには味蕾が2個しかなく、トリには20個しかないことを知り、動物のからだのしくみに感動しました。また、ヒトでも、成人は味菅の数がおよそ6000〜9000個あるが、赤ちゃんには味蕾の数が12000個あることに驚きました。これは、成人は食べていいものか悪いものかが分かるが、赤ちゃんは食べてからじゃないと食べていいものかが分からないからです。このことより、味蕾は動物の身を守るためにあるのではないかと思いました。動物の生態と味覚には大きな関係があり面白いと思いました。それと同時に、動物の味覚や味蕾についての実験方法や研究をもっと知りたいと思いました。
 味覚修飾植物の今後の展開として、自宅でもいただいたギムネマとミラクルフルーツで実験してみました。実験をしてみて味を感じることがとても重要であることが分かりました。そのため、もっといろんな人に味覚修飾植物を体験してもらい、味覚を感じないとどれだけ不便になるのかを知ってもらいたいと思いました。そして味覚の重要性について考える機会が増えればいいと思いました。僕自身も体験してみて、味覚の重要性を感じました。また、味覚を感じることはすごいことだとも感じました。ギムネマは日本では育たないので同じ効果のあるなつめやケンポナシの知名度を高めて、味覚修飾植物を身近なものにして味覚の大切さを食育として小学校などの授業で取り入れてほしいと思いました。
 医療の現場で薬ではなく、このような植物を使って糖尿病などの病気の人の生活習慣を改善することができることは素晴らしいことだと思い、今後もっと医療に役立つことが増えればいいなと思いました。
 今回講義を聞いて、今後動物を観察したり研究したりするときは、味蕾の位置や個数などにも意識をしたいと思いました。
 先生の講義を開けてとても勉強になりました。ありがとうございました。



Cさん 

 人間に関する科学の分野は私の最も興味のある分野だったので、最初から最後まで楽しんで聴講できた。
 実際にギムネマを食べ、甘味の味蕾にフタをして甘い物を食べることで、味覚障害の状態を体験する内容や、ミラクルフルーツを食べて酸味の効いたものを甘く食べて、糖分を取らない新鮮で斬新な体験ができ、思い出に残る貴重な時間を過ごせた。
 人間にとってのおいしさ、好き嫌いのメカニズムは、私たちが普段深く考察しない身近な事、心理学や哲学に似た部分を感じられた。感情とはあまりつながりはないが、私たちの五感も結局は科学的な理論に則って働いているのに気づかされるのと同時に、地球及び科学への無限の可能性と畏怖を抱いた。
 島村先生はミラクルフルーツ全般の研究を始めたいわば先駆者である。読んだ本に登場したミラクルフルーツの存在を証明するために、一心に時間を捧げ、日本での栽培を確立しただけではなく、タブレット化技術も開発し学会で発表、論文化するなど、全身全霊の努力が認められ、実となっているので、島村先生の科学に対する一直線で誠実な態度に心から尊敬の念が湧き出た。
 私はこの講義を受けるまで、このような味覚を変化させる食べ物があることを知らなかった。視覚をだます「だまし絵」、触覚をだます「暗示」、味覚をだます「味覚修飾物質」を学んだので、嗅覚と聴覚をだます物はないか調べてみたいと思いました。
 今回の講義を振り返って、実は物をコントロールしているつもりの人間が、逆にものに支配されているのではないかと不思議な感覚になった。「言葉」について言及すると、全く思っていないことでも声に出して言うだけで、脳がだまされたり、自分で自分をだますことも可能なのである。考えを凝らすほど不気味に思えてくるし、きっと「だます」メカニズムも科学で証明できてしまうだろうと思う。総括して言い表すとするなら、今一度、科学と人間の関係性について悩まされる刺激的な講義だった。
 科学のふとしたところで人間に絡みついている感じがとても好きなので、これからも科学に興味と恐怖を持ち続け、たくさんの知識をつけて、立派な科学の子になりたいと思えた。



Dさん 

 私は小学生の頃、今では間違いとされる舌の味覚地図をテレビで見たことがある。もちろんそんな時期から味覚について熱心に興味を持っていたわけではないが、記憶にあるということは多くの人がその間違った情報に触れ、情報を得ていたのだろう。
 そもそも味というのは昔の部位によって認識できる味が異なるのではなく、口内の乳頭にある味を感じるセンサー、味蕾に食べ物が水溶液として取り込まれることで認識できるのだという。味蕾は舌に7割、上あごやのどに3割あるというがここで私の中で矛盾していたものがひとつ解消された。間違いとされる舌の味覚地図だげが味を感じる原因だと思っていたが、そうなると味を感じるための物質が必ず舌の上を通らないといけないことになる。しかしどうだろう、例えば嘔吐物は舌の上を通る前からのどの奥の方ですっぱいものを感じたりする。口内で出血したときは食べたことすらないが、自然に「鉄の味」という言葉が連想される。これも食道にある味蕾が舌を通る前に嘔吐物の味を認識したり、普段においとして上あごの味蕾で感じていた鉄を、今度は口内の味蕾で「鉄の味」として認識していたのではないかと考えた。
 もっとも味蕾が多い人は赤ちゃんで約12,000個ある。これは、なんでもロに入れてしまう赤ちゃんにとって食べて良いものか悪いものかを判断する為に必要だからだ。そのため苦味成分をおもちゃに施し、赤ちゃんが口に入れても吐き出してくれるように工夫しているところもあるという。このように、生きていくうえで味蕾が必要不可欠となる生物は健にもいる。ナマズなどの滞った水中で生きる生物は視力が弱い。食べ物を探すには味蕾でにおいを認識して捕食しなければならない。また、チョウは卵を葉に産みつける為、手に味蕾がありその葉が毒を持っていないか手の毛穴から水分を出して味蕾に取り込み確認する。どんなに小さくて細かな構造の味蕾でも、多く持つのにはちゃんとした理由があるのだと思った。
 口の中をけがしたりしたときでも感じることだが、やはり美味しいものを美味しく食べたいという思いは誰にでもある。それは病気を持った人でも、高齢の方でも同じだ。今回ミラクルフルーツのタブレットを実際に体験してみて、同じ食べ物でも全く味が違ったことにとにかく驚いた。食制限で糖分を多くとることができない父にもヨーグルトとポッカレモンを出して同じ体験をしてもらったが、なかなか感じることができない甘みに笑顔をこぼしていた。この方法がもっと実用化されることで、食べたくても食べられない、美味しいものが食べたい、と悩んでいるさまざまな人たちを精神的な面から救ってあげることが出来るのではないかと考える。
 将来、医療関係の仕事に就きたいと考えている自分にとって今回の請義はとても興味深い内容だった。病気そのものの治療だけでなく、苦しんでいる人の気持ちをどう救うか、ということにも目を向け考えていきたいと思う。
 お忙しい中、とても貴重なお話をしていただきありがあとうございました。



Eさん 

 私の兄が、小学生の時夏休みの自由研究で舌について研究していたことがあり、私も兄と一緒に味覚地図に従って下のあらゆる部分に塩を乗せ、味覚の変化を調べる実験をしたことがあった。その時私は確かに舌のどの部分に乗せても味覚は変わらなかったという記憶があったが、それがなぜかわからなかった。しかし、島村先生の講義でその謎を解決することができた。
まず、味覚地図は間違っていて実際には乳頭の中にある味蕾で味を判断していることがわかった。味蕾は成人で6000個〜9000個あるが、草食動物であるウサギは17000個、牛は24000個もあり、ナマズは200000個も存在していた。私はとても驚いたが、草食動物は草に毒があるかどうか区別しなければいけないため、ナマズは目が見えにくいため、体全体に味蕾をつけているという、どの動物にも理にかなった理由があった。味蕾の数からその動物の特徴を知ることができるのはとても面白く、興味を持った。
 私は甘味を感じさせなくなるギムネマという植物があることを今日初めて知った。ギムネマは甘味の鍵穴に入り、甘味の鍵が入らなくなってしまうことで、甘味を感じなくなる。そして、ギムネマを使った実験をした。始めに、砂糖とチョコレートを少しずつ食べ、その後ギムネマの薬をかじり舌全体に行きわたらせる。もう一度チョコレートと砂糖を食べた。砂糖は口の中に入れると砂の様だった。チョコレートは苦く、苦いバターを食べているようだった。甘味を消すと食べ物が全く美味しくなくなってしまったことにより、味覚の大切さを実感することができた。食べ物が美味しくないと生きていくうえでの楽しみが一つ減ってしまう。自ら楽しみを減らさないためにも味覚障害にならないよう、普段の食事に気を付けていきたいと思う。
 味覚を変える植物はギムネマの他にもミラクルフルーツがある。これは、酸っぱいものを甘く感じさせることができる。私はミラクルフルーツはうつ病患者にも適用できると思った。うつ病患者はこのストレス社会の中、年々増加している。うつ病になってしまうと、甘いものへの欲求が強くなる人がいる。しかし、甘いもので気分が良くなるのは一時的なもので食べ続けると、体重は増えていくばかりだ。さらに、太ってしまったことにより自己嫌悪に陥ってしまうこともある。ここで、ミラクルフルーツを使って、食べ物を甘く感じさせ糖分の摂り過ぎを防ぎ、うつ病患者の食生活の乱れを防ぐこともできると思った。



Fさん 

 14日は、講義ありがとう御座いました。大まかな話はテレビやネットで耳にしていましたが、今回の講義を受けることで、味覚に関する理解をより深められたと思います。
 面白いと思ったのは、ナマズの話です。「ナマズは体中に味蕾があり、餌となる小魚や、危険な外敵などを、遠くからでも『味』によって察知できる」という内容でした。驚いたのは「遠くにある物の味を感じる」という点です。これは、自分なりに考えて「水溶液中の物質を判別しているという点では、同じことなのだろう」と理解しました。しかし、まだ納得も解決もできていない疑問があります。「食べてもいない物の味を感じる」という点です。自分には、とても信じられない事実です。例えばの話ですが、小魚を口に入れて、まったく噛まずに舐めまわしたら、味がするでしょうか。やはり、僕がしない」と思うのです。もし噛んだなら、組織が細かくなって水溶液中に散らばる訳ですから、簡単に味を感じるだろうと思います。けれど噛んでいなければ、果たして何が散らばるのでしょう。思い付くのは、「新陳代謝で剥がれた古い皮膚」や「フン」くらいですが、前者は随分と量が少ないし、後者も一次的なものです。そういった訳で、どうやって魚の匂いを感じるのか不思議なのです。
 以上の二点に加えて、ひとつ気付いた事があります。この例における「ナマズの味覚」が、「ヒトの喚覚」と殆ど同じような役割なのです。敵を味で察知して回避するナマズと、劇物を臭いで察知して回避するヒト。似ていますよね。もちろんヒトは、臭いで食べ物を探したりはしませんが、パン屋さんから素敵な香りが漂ってくれば、美味しそうだと思って購入することもあります。味で小魚を発見して捕食するナマズと、同じだと思いませんか。唯一違うのは、それが水中なのか空気中なのかという一点です。「結局の所、液体に含まれている物質が有害なのか無害なのかを判断するのが『味覚』で、気体に含まれている物質が有害なのか、無害なのかを判断するのが『嗅覚』なのではないか」と思いました。けれど、サメは数キロも先から血の臭いを嗅ぎとります。つまり水の中で喚覚を使っているという事なので、これは違うようです。だとしたら、味覚と喚覚の間にある違いとは、一体何なのでしょうか。趣旨が些か変わってしまいますから、難しい話かもしれませんけど、上に挙げた三点がご説明に含まれていれば、より良かったのではないかと思います。「気になるなら、自分で調べればいいだろう」と言われれば、それまでですが、ネットはどこまで信用していいの解りませんから。ナマズの話について思ったことは、大体の所、こんな感じです。
 では、本来のテーマであるところの、ミラクルフルーツやギムネマに関する感想も、述べておこうと思います。実は、同じ味覚の講義を受けた弟に、お土産としてミラクルフルーツのタブレットを一粒貰ったので、一応は既に体験していました。ただし当時、味蕾が硬口蓋や軟口蓋にもあることは知らず、「そんなに効き目はないようだ」と思ってしまっていましたが、今回、味蕾全体に触れるように意識してみた結果、味は明らかに変わりました。興味深い体験をさせて頂き、感謝しています。さて一方、ギムネマは初体験でした。月並みな感想ですが、「糖分が摂取できない、あるいは味わえない状況」の大変さが、身に絡みました。現在、食生活が無茶苦茶ですから、これから改善に努めたいと思います。

島村のコメント
 時間の関係で小職が話したいことの全ては話せないのが実情ですが、人間以外の動物の味覚は楽しむものではなく生存に関わるものです。そのため、水中に漂う敵の味を敏感に感じ取っているのです。
 私たちが普段食べ物を食べる時は、初めてのもの以外ある程度味を予想して食べています。パン屋のいい匂いがすれば、パンを連想し、お腹がすいた感じになるのはそういう理由です。
 もっとも、扁桃体が発達しているのが人間です。野生の動物は五感を使って食べれるものかを判断していますが、人間も扁桃体での情報がなければ同じです。2個のパンを準備して1個に辛子を入れておきます。2個パンを出して、「食べてみてください」というと、2個のパンを見比べます。次に匂いを嗅いで辛子がないかを確認します。そして、恐る恐るちぎって食べるわけです。「あのメーカーの商品だから」、「消費(賞味)期限がまだだから」という理由で普段食べています。毒が入っているとか栄養がどれだけって考えて食べていないわけです。それ故に、偽装表示の問題が発覚すると腹立たしくなるわけです。
 また、ネットの情報は出所のはっきりしているところならまだしも、必ずしも正しいとは限りませんので、注意が必要です。