ミラクルフルーツ味覚修飾研究サイト(ミラクルフルーツ・味覚・ギムネマ・ミラクリン・食育・ミラクルフルーツ)

  ミラクルフルーツ味覚修飾研究サイト
島村光治のホームページ ミラクルフルーツ味覚修飾研究サイト
ミラクルフルーツ味覚修飾研究サイト ご質問・ご意見・ご感想・講演依頼
ミラクルフルーツ味覚修飾研究サイト
■ 参加者の御感想


参加者の御感想

2006/5/2に実施した名古屋短期大学保育科2年の皆さんのレポートです。


Aさん 

 今日はとても貴重な体験ができてよかったです。ミラクルフルーツのことは以前テレビで見て知っていましたが、実際に体験してみると想像以上の効果があり、とても驚きました。ギムネマについても、甘味が完全に消えるだけでなく、砂糖が舌の上で溶けずに砂のようなザラザラした感覚になることが不思議で、味覚の仕組みの奥深さを改めて感じました。
 動物にとっての味覚について学んだことも、とても興味深い内容でした。コアラが一日のほとんどを眠って過ごす理由や、武器がなくても生き残れた理由にはきちんと根拠があることを知り、動物の生態の合理性に感心しました。また、ライオンは肉しか食べないと思っていましたが、実際には草食動物の内臓を食べることで植物も取り入れていることを知り、コアラやライオンに親近感がわきました。子どもに自然や動物の話をする上でも、正しい知識を身につけることの大切さを改めて感じました。
 私は1年生の修了レポートで道端に生える雑草を調べましたが、図鑑から植物を探し出すことはとても難しく、知らないことばかりだと痛感しました。それでも、植物や動物など自然に興味をもつことは、子どもにとって大きな刺激になります。たとえその場で分からなくても、子どもたちと一緒に調べながら正しい知識を身につけていく姿勢が大切だと思いました。
 今回のような体験は、ぜひ子どもたちにも味わってほしいと強く感じました。味覚の不思議さや自然の奥深さを体験することは、子どもの心を豊かにする大切な学びになると思います。



Bさん 

 ギムネマのことは知りませんでしたが、ミラクルフルーツのことは以前から知っていたので、体験できると聞いてとても楽しみにしていました。実際に試してみると、ギムネマを舌にこすりつけてから砂糖を食べると、まるで砂を口に入れているようなザラザラした感覚になり、少し気持ち悪く感じました。ミラクルフルーツでは、グレープフルーツやレモンですら酸っぱさが消え、甘く感じられてとても不思議な体験でした。
 この講義を受けるまで、味を感じるしくみは「舌の場所によって味を感じ分ける」ものだと思っていました。しかし実際には、舌には甘味・酸味・苦味・うま味を感じる味蕾があり、それぞれ専用の味蕾が存在していることを知りました。また、味蕾の場所や機能は生き物によって大きく異なります。人間は舌や食道に味蕾がありますが、ナマズは皮膚全体に味蕾があり、泥水の中でも敵を察知できます。ハエやチョウは手に味蕾があり、触れることで味を判断しています。生き物によって味覚の仕組みが全く違うことを知り、とても興味深く感じました。
  コアラやライオンの例も驚きでした。コアラが長時間眠る理由は、主食であるユーカリの毒を中和するためであり、ライオンは肉だけを食べていると思っていましたが、実際には草食動物の内臓を食べることで植物も取り入れていることを知りました。動物によって味覚も食べ物も全く異なることを学び、自然の奥深さを改めて感じました。
 今まで味覚について深く考えたことはなかったので、今回の講義は新しい発見ばかりでとても勉強になりました。ギムネマやミラクルフルーツ以外にも、味覚に関する体験をもっとしてみたいと思いました。



Cさん 

 好き嫌いのメカニズムには、①第一印象、②雰囲気、③経験があると学びましたが、特に②雰囲気が大きく影響するという点は意外であり、改めて納得させられました。大好きな曲を目覚ましに使うと、だんだん嫌いになってしまうのと同じように、食事の雰囲気が悪いと、その食べ物自体まで嫌いになってしまうことがあるのだと思いました。食事は栄養バランスが大切ですが、「楽しい時間であること」も同じくらい重要だと感じました。ただし、楽しいだけでマナーが身につかないのでは子どものためにならないので、マナーを教えながら楽しく食事ができる環境が理想的だと思いました。
 ギムネマやミラクルフルーツを口にしたのは初めてで、とても驚きました。甘味を抑えた食事でも、健康的な甘さを感じられるという点では素晴らしい植物だと思いました。しかし同時に、素材そのもののおいしさを感じられなくなるということには少し疑問も感じました。最近は、食事を「おいしい」「楽しい」と感じられない子どもが増えているように思います。そうした子どもたちは、もしかしたら今回のギムネマのように“味が感じられない状態”に近いのかもしれないと、ふと考えました。少し言い過ぎかもしれませんが、味覚修飾植物は上手に使えばとても役立つものなので、楽しい食事や健康的な食生活のために活用されてほしいと思いました。
 最後に、仕事を休んでまで講義に来てくださった先生に心から感謝しています。とても貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました。



Dさん 

 人間の舌はとてもおもしろい仕組みで味を感じ取っているのだと、今回の授業で改めて実感しました。私は20年間、毎日食べ物を食べて舌で味を感じてきたのに、「舌はどんなふうに働いているのだろう」と考えたことはありませんでした。私が友達や家族と話しながら食事をしている間にも、味蕾は舌の穴に合う味の成分を探し、甘味や塩味をせっせと脳に伝えてくれているのだと思うと、とても不思議で愛おしい気持ちになりました。
 しかし、人間の舌は案外簡単にだまされてしまうのだということも体験を通して分かりました。ギムネマには少しだけだまされましたが、ミラクルフルーツには完全にコロッとだまされてしまいました。あんなにすっぱかったレモン汁+ヨーグルトやグレープフルーツジュースが、ミラクルフルーツのタブレットを食べた途端、おかわりしたくなるほど甘くておいしく変身したことには本当に驚きました。ミラクルフルーツはまるで手品師のようだと感じました。
 ミラクルフルーツの効果は約1時間続くため、昼食の間も効いていたと思いますが、残念ながら弁当に酸っぱいおかずが入っておらず、いつも通りの味でした。糖尿病の治療やダイエットなど、ミラクルフルーツにはさまざまな使い道があり、とても便利な果物だと思いました。まだ熟れていない果物を誤って収穫してしまったときに、ミラクルフルーツで酸味を和らげるという使い方もできるのではないかと感じました。これからもっと活躍するようになればいいなと思います。



Eさん 

 驚きの連続の講義で、とても楽しく学ぶことができました。特に、ギムネマとミラクルフルーツを食べた後の味覚の変化は、自分の舌が信じられないほど衝撃的でした。この体験を通して、乳児たちが初めて食べ物を口に入れるという行為は、未知の体験であり、時には怖いものでもあるのだと気づきました。だからこそ、保育士になったときには「食べることは楽しいことなんだよ」と伝えながら食事の時間をつくっていくことが大切だと感じました。
 また、好き嫌いのメカニズムに“雰囲気”が大きく関係していることを知り、食事中は楽しい雰囲気づくりを心がけ、なるべく怒らないようにすることが重要だと思いました。小さい頃に「食事は楽しく食べるものだよ」と教えることが、健全な味覚の形成につながるのだと改めて理解しました。
 最近は、家で一人で食事をしたり、コンビニで済ませる子どもが増えています。そのような子どもたちにとって、保育所で大勢の友だちと一緒にワイワイ食べる経験は、とても貴重で大切なものになるはずです。本来なら家庭で教えられるべき基本的なことも、今は保育の中で伝えていかなければならない時代です。
 だからこそ、まずは私自身が「おいしそうに食べること」を大切にしたいと思います。保育者が楽しそうに食べる姿は、子どもにとって何よりの学びになるからです。



Fさん 

 私は島村先生の講義で初めてミラクルフルーツというものを知りました。講義で聞いた内容は初めてのことばかりでしたが、とても興味深く、特に「うま味が味覚であり、日本人が発見した」という話には驚きました。普段から“うまい”という言葉は使っているのに、味覚として分類されていることは知らなかったので、新しい発見でした。
  ミラクルフルーツやギムネマの体験では、すっぱいものが甘く感じたり、甘味が完全に消えてしまうという効果を実際に体感し、本当に驚きました。ミラクルフルーツを食べると、すっぱいレモン汁が甘いジュースのように感じられ、ギムネマを食べると砂糖は砂のようで、チョコレートはカカオのかたまりのように感じました。ギムネマは正直おいしくありませんでしたが、味覚があるからこそ食べ物を「おいしい」と感じられるのだと改めて実感しました。
 この体験を通して、味覚障害の人の気持ちが少しだけ理解できたように思います。もし自分が味覚障害になってしまったら、食事がおいしいのかまずいのか分からず、食べることが楽しくなくなり、ストレスが溜まるばかりで、毎日が辛くなるだろうと想像しました。そんな日々は絶対に送りたくないと強く思いました。
 島村先生が16歳の頃から味覚について研究を始めたという話にも感心しました。私が16歳の頃は味覚について考えたことなど一度もなかったので、その探究心の強さに尊敬の気持ちを抱きました。これからもっと味覚を変える技術や植物が実用化され、多くの人の役に立つようになればいいと思います。

[欄外] これからも研究頑張ってください。 お仕事がお休みの日にもかかわらず、名短まで来てくださり本当にありがとうございました。 この講義で学んだことは、一生忘れないと思います。



Gさん 

 人間の味覚はとても不思議で、複雑な仕組みで成り立っているのだと感じました。甘いものが甘く感じなくなったり、すっぱいものが甘く感じたりと、味覚は簡単に変化してしまいます。世の中には私が知らない食べ物や味覚のしくみがまだまだたくさんあり、食べ物への興味がさらに深まりました。
 また、人間の味覚をだますことは意外と簡単で、今ではどんな味にも加工できる時代になっています。特に私が気になっているのは「添加物」の存在です。人間が作り出した便利なものですが、悪い影響もあると知ってから、食べ物の成分表をしっかり見るようになりました。なぜこんなに添加物が多い食品が増えてしまったのか、とても疑問に思っています。
 私はあまり好き嫌いはない方ですが、どうしてもカレーと納豆が苦手です。カレーは子どもが大好きな食べ物の代表なのに、私にはあまり良い思い出がないことに気づきました。良い思い出ができれば、カレーを好きになれるのかもしれません。これからは、少しずつ良い印象を持てるように意識していきたいと思います。
 そして、どうしても食べられないのが納豆です。あの独特の臭いとねばねばした見た目がどうしても苦手で、小学生の頃、給食に出てくるたびに困っていました。残したり友達にあげたりしてやり過ごしていましたが、納豆の臭いが気になって食事自体が楽しめなかったことを覚えています。この経験から、食事を「楽しく食べること」が本当に大切なのだと改めて感じました。
 人生の中で、自分が心から打ち込めるものを見つけられるというのは、とても幸せなことだと思います。私も、これから一生をかけて打ち込めるようなものを見つけていきたいです。



Hさん 

 今回の講義で初めて「味覚が変わる」という体験をし、とても驚きました。ミラクルフルーツのことはテレビで知っていましたが、実際に体験すると印象がまったく違い、記憶に深く残りました。また、ギムネマなど、さまざまな味覚修飾植物について知ることができ、とても興味深かったです。
 保育者になるにあたって子どもたちに伝えるべきことを学べたことも大きな収穫でした。まず大切にしたいと思ったのは、食事の時間を「雰囲気のよい時間」にすることです。味覚の形成は子どもの心身にとって重要であり、楽しい食事の経験が健全な味覚を育てることにつながります。また、味覚異常を防ぐために、亜鉛不足に気をつけることも意識していきたいと思いました。
 そして、将来母親になるときには、子どもが安心できる「母親の味」を作れる人になりたいと強く思いました。家庭の味は子どもの味覚形成に大きく影響するため、その役割をしっかり果たせるようになりたいです。
 島村先生が高校一年生の頃からミラクルフルーツの研究を始めたという話には、とても感動しました。長い年月をかけて研究を続ける姿勢に深い尊敬の気持ちを抱きました。根気強く続けることで大きな成果を残せるということを学び、私も保育者として何か一つでも成果を残せるよう努力していきたいと思います。



Iさん 

 私は今まで、味や舌のしくみについて深く考えたことがありませんでした。しかし、今日の授業を通して多くのことを知ることができ、とても良い学びになりました。特に、味蕾が大人より赤ちゃんの方が多いという事実には驚きました。そして何より、ナマズやチョウ、ハエなどの動物の味覚には本当に驚かされました。動物たちは生きるために体や手に味蕾があり、そこから情報を受け取っているということを知り、自然の仕組みのすごさを感じました。 でも、人間は味蕾が口の中だけで本当に良かったと思います。体中に味蕾があったら、気持ち悪くて生活できません。
 ギムネマやミラクルフルーツも今日初めて知った植物でしたが、とても気に入りました。味が本当に変わるのか半信半疑でしたが、実際に体験してみるとあまりの変化に驚き、思わず「本当にこれを食べているのだろうか」と疑ってしまうほどでした。ギムネマを食べるとチョコレートがとてもまずく感じられ、「これなら痩せるかも」と思ったほどです。糖分の吸収を腸で抑えてくれるという点も魅力的だと感じました。ミラクルフルーツは自分では少し分かりにくかったものの、甘いものが好きな人や子どもの好き嫌いにも役立つ可能性があると感じました。
 これらの植物を使うことで、食に興味を持ち、子どもの食生活や糖尿病などの病気を持つ人の食事を新しい方向へ導くことができるのではないかと思いました。保育者になれば、子どもの食生活や園での給食など、食に関わる場面が多くなります。嫌いなものを無理に食べさせたくはありませんが、給食の時間が苦痛になってしまうのは避けたいところです。
 私は小学校の頃、給食が大嫌いでした。私の時代の先生は「絶対に残してはいけない」という方針で、苦手でまずいと感じるものを午後2時、3時、掃除の時間までかかって少しずつ食べさせられた記憶があります。あの時間は本当に苦痛でした。だからこそ、子どもたちには食べることの喜びや楽しさを味わってほしいと思います。みんなが楽しく食事できる環境をつくり、それが子どもの育ちにつながれば嬉しいです。
 ここまで深く考えることができたのは、今日の授業があったからだと思います。本当に楽しい授業でした。ありがとうございました。



Jさん 

 私は今回の講義で、ミラクルフルーツやギムネマが糖尿病患者にとってとても有効な方法であることを知り、強く感心しました。糖尿病の人の中には甘いものが好きでも食べられない人が多くいます。その人たちが食事制限を気にせずにケーキやお菓子を楽しめるというのは、本当に夢のようなことだと思います。レモンケーキやパイン、パパイヤなどの低カロリースイーツをミラクルフルーツによって甘く感じられるようになることは、患者にとって大きな喜びになるはずです。私は、できるだけ多くの患者さんにミラクルフルーツを利用してほしいと思いました。
 また、ミラクルフルーツはダイエット中の人や太ることを気にしている人にも役立つと感じました。ダイエットは楽しいものではなく、ストレスも大きいものです。そのストレスを少しでも軽くするために、低カロリーの果物をミラクルフルーツで甘く感じながら食べることは、楽しみの一つになると思います。さらに、レモン汁やグレープフルーツジュースが苦手な人にとってもミラクルフルーツは助けになるはずです。私の周りにもグレープフルーツジュースが嫌いな人がいるので、ミラクルフルーツを使って驚かせたいと思いました。
 食育推進の教材としてギムネマが使われていることにも驚きました。子ども自身が栽培し、五感を使って味の不思議を体験することは、とてもおもしろく、食や科学への興味を広げるきっかけになります。私も小学生の頃にギムネマのような植物で味の変化を体験してみたかったと思いました。



Kさん 

 ギムネマを食べると本当に甘味がなくなり、ミラクルフルーツを食べると酸っぱいものが甘く感じられて、とても驚きました。舌に味蕾があることは知っていましたが、のどにも味蕾があると聞き、口以外にも味を感じる場所があることを初めて知りました。味覚障害についても、ただ「味を感じない」ということだけでなく、食事が楽しくなくなるというつらさを体験を通して理解できました。
 私は小さい頃ピーマンが食べられませんでしたが、ある時突然おいしいと感じるようになりました。母が「大人になったんだよ」と言っていたのを半信半疑で聞いていましたが、今日その根拠を知り、なるほどと思いました。
 また、肉食動物は肉だけを食べていると思っていましたが、実際には草食動物の内臓から野菜も取り入れていることを知り、動物の食行動の合理性に驚きました。小さい頃から薄味で素材の味を知っておくことは、味覚の幅を広げるためにも大切なのだと感じました。味蕾が多ければ多いほど「味にうるさい」のだと思っていましたが、そう単純ではないことも分かりました。
 糖尿病の人が糖分を控えなければならないのはとてもつらいことだと思います。しかし、ミラクルフルーツを利用することで、糖分を摂らなくても甘いと感じられるのは、とても幸せなことだと感じました。ソムリエや料理人は味蕾が多いのだと思っていましたが、実際には脳で味を判断しているという話も興味深かったです。
 今回の講義を通して、食の重要性や味覚の奥深さについて多くのことを学ぶことができました。とても貴重な体験をありがとうございました。



Lさん 

 普段すごくおいしく食べているチョコレートや砂糖が、ギムネマによってまったくおいしくなくなってしまったことに本当に驚きました。人間の味覚をここまで変えてしまう植物があるなんて、とても不思議だなと思いました。
 私は好き嫌いが激しくて困っています。ピーマン、ネギはもちろん、キノコ類や貝類は全部食べられません。これでも努力して、前よりは食べられるようになったのですが……。
 食べている最中にひどく怒られた記憶はありません。ただ、ネギやピーマンの苦さをどうしても「おいしい」と思えません。砂糖の入っていないコーヒーや紅茶が苦くて飲めないように、苦いものがほとんど苦手です。本当に甘いものやおいしいものしか「おいしい」と感じません。 「なんで苦味がおいしいのか分からない」 この感覚はおかしいのでしょうか。
 保育士になったら、子どもの前でも食べなくてはいけないので、直さないといけないとは思うものの、やっぱり抵抗があります。自分の意識を変えないといけないことは分かっているけれど、なかなか難しいです。 何かいい方法はないでしょうか。

島村のコメント
  「苦味がおいしいと思えない」という感覚は、決しておかしなことではありません。講義でもお話ししたように、苦味は自然界では毒物などを避けるための警告となる味でもあり、特に子どもの頃は苦味を嫌う傾向があります。コーヒーやピーマンなどの苦味を、大人になっても苦手に感じる人がいるのは不思議なことではありません。
 一方、人間は経験や学習によって、最初は苦手だった味を少しずつ受け入れられるようになることがあります。コーヒーやお茶、苦味のある野菜などを大人になるにつれて楽しめるようになる人がいるのもそのためです。ただし、「苦いものをおいしいと思わなければいけない」と無理をする必要はありません。
 好き嫌いを減らしたいのであれば、最初から嫌いなものをたくさん食べようとせず、調理方法を変える、好きな食べ物と組み合わせる、ごく少量から試してみるなど、「嫌い」からいきなり「大好き」を目指すのではなく、「少しなら食べられる」へ近づけていくのも一つの方法です。すでに「努力して前より食べられるようになった」と書いていますので、それ自体が大きな変化だと思います。
 そして、保育士になったときには、自分に好き嫌いがあった経験も決して無駄にはならないと思います。「どうしてこの子は食べられないのだろう」と、食べられない子どもの気持ちを考えることができるからです。無理に食べさせるのではなく、どうすればその子が食べ物に興味を持ち、少しずつ食べてみようと思えるのかを考えることも、食育では大切なことです。



Mさん 

 甘いものが甘くなくなったり、すっぱいものが甘くなるなんて本当にそんなことがあるのだろうかと半信半疑でしたが、実際にギムネマを食べて砂糖を口にしたときの感覚には驚きました。砂を噛んでいるような感じがして、とても不思議な体験でした。
 ミラクルフルーツの実験でもすっぱいものが甘くなり驚きましたが、どちらかといえば私は最初のギムネマの実験の方がうまくいったように感じました。 ミラクルフルーツは、甘いものが食べたくなったときに利用すれば、他の甘いものを食べずにすみ、ダイエットにも役立ちそうだと思いました。実験以外にも、舌のしくみや味蕾の働きなど、今まで知らなかったことを学べてとても良かったです。ハエの味蕾の話や、コアラがユーカリを食べても絶滅しない理由、ステーキ屋さんが鉄板にのせて提供するのは五感を使わせる演出効果があることなど、なるほどと思うことがたくさんありました。
 好き嫌いのメカニズムの話を聞いて、やはり食事を楽しくとることが大切なのだと改めて感じました。食べ物の好き嫌いには心理的な面が大きく影響しているのですね。私は学童でバイトをしていて、お弁当をたくさん残す子が多く、つい半ば強制的に「がんばって食べよう」と言ってしまうことがあります。でも、これからはもっとみんなで楽しく食べられるように配慮していきたいと思いました。



Nさん 

 先週の講義でいただいた島村先生の紹介プリントを読んだとき、「すごいな、この人の講義を私も受けてみたいな」と思っていました。まさか今日、島村先生に実際に会えるとは思っていなかったので、とても嬉しかったです。
 舌に味蕾があって味を判別していることは知っていましたが、甘味・酸味・苦味などを感じる場所がそれぞれ決まっていて、そこにぴったり合う成分でないと味を判別できないという仕組みは今日初めて知りました。自分の世界がまた一つ広がったようで、とても楽しい学びでした。
 私は以前、授業で「間違った味覚地図」を習っていました。そのときはワクワクしながら家に帰り、砂糖を“甘味を感じる場所”だけにのせてみたのですが、甘さを感じず、「これなら薬を舌の奥だけで飲めばラクに飲める!」と思い試してみたところ、全く効果がなく、とても苦い思いをしました。ずっと不思議に思っていたのですが、今日の講義で、味を感じる場所はかたまって分かれているのではなく、舌全体に広がって分布しているのだと知り、正しく理解することができました。
 島村光治先生、今日は本当にありがとうございました。



Oさん 

 講義を受ける前から、今回の授業をとても楽しみにしていました。実際に受けてみて、味を感じるしくみや味覚について詳しく学ぶことができ、さらに普段はなかなか食べる機会のないギムネマやミラクルフルーツを試食できたことは、とても貴重な体験でした。
 特に衝撃を受けたのは、ギムネマの実験で食べた砂糖とチョコレートです。「甘くないものってこんなにもおいしくないのか」と強く感じ、甘味の大切さを改めて実感しました。ミラクルフルーツは普通においしく食べられましたが、私はみんなほど劇的な変化は感じなかったように思います。それでも、レモン果汁やグレープフルーツジュースがちゃんと甘く感じられたので、とても不思議で面白い体験でした。
 また、味を感じるしくみの中で、味蕾の量の多さには驚きました。私は「舌には甘味や苦味を感じる場所が決まっている」と思っていたので、今日その誤解が解けてよかったです。1年の修了レポートで乳幼児の食生活について研究したこともあり、「味覚は発達と学習によって育つ」という話はとても納得しながら聞くことができました。子どもの頃からさまざまな味を経験することは、本当に大切なのだと改めて感じました。
 私自身、母が栄養士だったこともあり、小さい頃からいろいろな食べ物を食べてきました。そのおかげで好き嫌いが少ないことに、改めて感謝の気持ちが湧きました。今日の授業を通して、就職したときや自分が母親になったときには、子どもの味覚や「おいしさ」についてしっかり考えていきたいと思いました。



Pさん 

 私は今日の授業で、ギムネマやミラクルフルーツのような植物の存在を初めて知りました。ギムネマは苦くて食べるのが少しつらかったですが、ミラクルフルーツはおいしくて、子どもにも体験させてあげられるのではないかと思いました。ただ食べるだけでなく、こうした“味の変化を楽しむあそび”を通して、子どもはもっと味に興味を持つようになるのではないかと感じました。
 食事は子どもの発達や発育にとても大きな役割を果たしていますし、人間関係の面でも、食事の時間には多くのコミュニケーションが生まれます。だからこそ、こうしたちょっとした驚きや楽しさは、子どもにとって親しみやすく、食への興味を広げるきっかけになるのだと思いました。
 また、いろいろな動物の味覚について知ることができ、とても驚きました。それぞれの動物が生活や環境に合わせて味覚を発達させていることを実感しました。コアラがユーカリしか食べない理由も、ただ「そういうものなんだ」と思っていましたが、今日の説明を聞いて、子どもにとっても不思議で興味を引く話だろうなと感じました。子どもは動物が大好きなので、こうした“味覚”という視点から動物を見るのもおもしろくて良いと思いました。
  「おいしさ」についても、普段は当たり前に感じていることですが、こうして改めて考えてみると、とても不思議で奥深いものだと気づきました。今日の授業を受けて、もっといろいろなことを調べてみたいという気持ちが強くなりました。



Qさん 

 私は子どもの食育に興味を持っているので、今日の講義はとても勉強になりました。味蕾が舌以外の場所にもあることや、ナマズに味蕾が多いことなど、初めて知ることばかりで驚きました。中でも最も興味を持ったのは、味覚を変えるギムネマの実験です。普通の葉っぱのように見える植物が、チョコレートを粘土のような味に変えてしまうなんて、本当に衝撃的でした。ミラクルフルーツによる酸味を甘味に変える実験も初体験で、とても驚きましたし、ギムネマやミラクルフルーツに含まれる成分や植物の働きに強く関心を持ちました。
 また、今日の島村先生の言葉の中で最も心に残ったのは、「おふくろの味を残す」という話でした。最近はスーパーの惣菜コーナーがますます充実し、習いごとをする子どもが増えたことで、家でゆっくり食事をとる機会が減り、外食やコンビニ弁当が増えているように感じます。そのため、「おふくろの味」を知らない子どもも増えているのではないかと思いました。
 子どもが栄養のある家庭の食事に興味を持てるように、大人が味を伝えていくことはとても大切だと感じました。家庭の味は、子どもの味覚形成だけでなく、心の安心にもつながるものだと思います。



Rさん 

 ギムネマやミラクルフルーツを、もし私が自分で発見してその作用を理解したとしても、「すごい、面白い」で終わってしまうと思います。それを糖尿病の治療に応用したり、実際の生活に役立てる発想へ転換できることは本当にすごいと感じました。
 また、人間の味覚は幼い頃の経験に大きく影響されるのだと強く思いました。小さい頃、食べられないものを目の前にしたとき、周りの大人の対応によって、その後のその食べ物への印象や接し方は大きく変わると思います。子どもが「食べられない」と言った場面では、強制するのではなく、語りかけながら「また今度にしようね」と言えるくらいのゆとりを持って接したいと感じました。
 今までの授業を通して「子どもの目線に立って環境を設定すること」は理解していましたが、味については深く考えたことがありませんでした。離乳食に味がない理由や、子どもがピーマンを嫌う理由など、すべてに根拠があることに初めて気づきました。
 私自身、保育園時代に強制されて苦手になった食べ物がいくつかあります。だからこそ、これから出会う子どもたちには、食べ物に対して苦手意識を持ってほしくありません。味に対してまっさらな子どもの目線に立ち、子どもがどのように味覚を感じているのかを考えながら、食べることを楽しみに思えるような働きかけをしていきたいと思います。



Sさん 

 ギムネマの葉やミラクルフルーツを食べてみて、「味覚」の不思議さを強く感じるとともに、「おいしいとは何だろう」ということを改めて考えました。味を感じ取る味蕾の機能が崩れれば、ギムネマを食べた後のように普段おいしいと思うものがおいしく感じられなくなり、逆にミラクルフルーツを食べた後のように、普段おいしいと思わないものがおいしく感じられるようになります。そうなると当然、体にも大きな影響が出てくるはずです。ヒトにとって味蕾は、心身ともに健康に生活するために、もっと言えば命を守るためにとても重要な機能なのだと学びました。
 味蕾は赤ちゃんのときが最も多く、赤ちゃんは酸味を「腐敗物」、苦味を「毒物」と感じているということを初めて知り、今後子どもと接するうえで覚えておくべき大切な視点だと思いました。だからピーマンが苦手な子どもが多いのだと納得し、食べることを強要するのではなく、「食べても大丈夫だよ、安全なんだよ」と伝えていくことが大切だと感じました。
 また、好き嫌いのメカニズムを学んで、子どもは初めて口にする食べ物に出会う機会が多く、その経験がその後の食生活に大きな影響を与えることを理解しました。だからこそ、食事の時間を楽しい時間にしたいと思いました。たとえ最初はおいしいと思えなかったものでも、周りに友だちがいて、場の雰囲気が明るく、みんなでニコニコしながら食べることで、おいしいと感じられるようになるかもしれません。私はこうしたことを大切にしながら保育を行っていきたいと感じました。
 保育者になるにあたって、「食育」は体育と並んで重視されている分野です。子ども期にさまざまな味を体験させ、味覚の基礎を育てる手助けをしていきたいと思います。「食」は一生切っても切れないものだからこそ、食べることの大切さやおもしろさを子どもに伝えていきたいです。



Tさん 

 今回の授業で味蕾の存在を知り、味蕾が味覚に大きく関係していることを初めて理解しました。味蕾は生き物によって数や場所が異なり、大人よりも赤ちゃんのほうが多いということにも驚きました。たしかに赤ちゃんは味に敏感で、だからこそ赤ちゃんの頃から濃い味のものを与えるのはよくないのだと改めて感じました。  
 私は濃い味が好きで、サラダにはドレッシングをたっぷりかけてしまうし、お刺身にもしょうゆを多くつけてしまいます。体に良くないと分かっていても、なかなかやめられません。しかし、子どもができたら自分の味付けも変わるのかもしれないと思いました。
 ギムネマは甘味を感じなくする植物だと聞いていましたが、砂糖やチョコレートがどんな味になるのか想像できず、興味を持って食べてみました。すると、砂糖は砂のように、チョコレートはバターのように感じられ、今までに体験したことのない味でした。舌全体にこすりつけたつもりでしたが、舌先のほうがしっかりついていたようで、奥よりも強くまずさを感じました。
 家に持ち帰った葉を家族にも体験してもらいました。1分ほど舌全体にまんべんなくこすりつけてもらい、砂糖とチョコレートを食べてもらうと、やはり砂やバターのように感じたようです。私は砂糖が本当に砂のようで苦手でしたが、弟はチョコレートが特にまずく感じたと言っていました。やはり「おいしく感じないものは食べたいと思えない」ということを実感しました。
 とても貴重な体験ができてよかったです。