
味覚修飾物質(taste-modifier):味物質の構造を変えるのではなく
味受容体にはたらいて一時的に味覚機能を変える物質
簡単に言うと・・・・
食べ物の味を変えるのではなく、
舌にイタズラをして、一時的に味覚を変化させる物質
味覚修飾植物(taste-modifier plants):味覚修飾物質を含んだ植物
1.甘味誘導物質
(1)酸っぱい物を甘くする作用をもつもの
成分名 |
植物名 |
自生地 |
備考 |
ミラクリン |
Richardella dulcifica(Synsepalum dulcificum Daniell)の実 |
西アフリカ |
タンパク質 |
クルクリン |
Curculigo latifolia の実 |
マレーシア |
タンパク質 |
(2)水を甘くする作用をもつもの
成分名 |
植物名 |
自生地 |
備考 |
ストロジン |
Staurogyne merguensis Kuntze の葉 |
マレーシア |
配糖体 |
クルクリン |
Curculigo latifolia の実 |
マレーシア |
タンパク質 |
2.甘味阻害物質
成分名 |
植物名 |
自生地 |
備考 |
ギムネマ酸 |
Gymnema sylvetsteの葉 |
インド |
配糖体 |
ジジフィン |
Zizyphus jujuba(ナツメ)の葉 |
中国・日本 |
配糖体 |
ホタロシド |
Hovenia dulcus(ケンポナシ)の葉 |
中国・日本 |
配糖体 |
グルマリン |
Gymnema sylvetsteの根 |
インド |
配糖体 |
但し、グルマリンはラットにのみ有効
○参考
苦味抑制物質
リボタンパク質 (脂質:ホスファチジン酸 、 タンパク質:ラクトグロブリン)
(但し、植物由来の成分ではありません。)
このHPでは、ミラクルフルーツ、クルクリゴ、ストロジン、ギムネマ
について詳しく紹介します。
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