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■ 味な話


味な話

「味な話」と題して身近な味や食に関する情報を紹介します。


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第80話:機内食はどうやって温めているの?(2012年4月15日掲載)

 機内食はデザートは冷たいのに主食やおかずは温かいですよね。どうやって温めていると思いますか。カートの中にある加熱板の上に冷却された食事を載せてスイッチを入れると、加熱板の上にあるもののみが温かくなる仕組みです。つまり、デザートの下には加熱板はありません。そのため、デザートは冷たいのです。ちょっとした工夫ですが、同じプレートなのに温かい食材と冷たい食材が共存するのはそのようなからくりです。
 最近は低価格の航空会社(LCC)が台頭してきましたが、これらの航空会社では機内食はサービス(無料)ではなく、有料にすることで、 調整をしているようです。
 また、国際線等の場合(普通の航空会社利用の場合)、アレルギーなどがある場合事前に連絡しておくと、エコノミーでも無料で配慮してくれます。



第79話:「レタス」はラテン語の何が語源?(2012年4月8日掲載)

 レタスの語源はラテン語から来ていますが、ラテン語でどういう意味でしょうか。レタスの語源はラテン語の「ミルク」です。 レタスに切れ目を入れると、白い液体がでますよね。それがミルクに似ていることから、レタスと名づけられたのです。
 実際のミルクと比べると栄養価は落ちますが、野菜の栄養素β-カロテン、ビタミンなど私たちの体に必要な成分が含まれています。 これらの成分は熱に弱いものも多いため、レタスは生で食べるのが一番いいわけです。



第78話:継ぎ足ししている秘伝のたれ、何年前のもの?(2012年4月1日掲載)

 よくうなぎやなどで、秘伝のたれを継ぎ足して100年使用しているとか言いますよね。どのくらい100年前のたれが含まれていると思いますか。
 食べるうなぎにどれくらい100年前のたれの分子があるかどうか確認した実験があるんです。 結果として、お風呂のような大きな入れ物でなければ、4年くらいで全て入れ替わってしまい、100年前から継ぎ足していても、 その頃の成分はまったく存在していないのです。
 そういうお店がおいしく感じるのも、情報により勝手においしいと思っているわけですよね。無論、100年も続いている店ならまずかったらとっくにつぶれているのは言うまでもありませんが。



第77話:チョコとガムを一緒に食べたらどうなるか?(2012年3月25日掲載)

 チョコレートとガムを一緒に食べるとどうなると思いますか。チョコとガムを一緒に食べるとチョコのカカオバターの油分でガムベースが溶け、ガムがなくなります。
 ガムベースはガムの味付けをするための基材で、水には溶けないため、口の中で噛んでいてもなくならないのですが、油溶性のため、油分と一緒に食べていると溶けてなくなります。 体に害はないので、実験しても問題ありません。



第76話:伊勢エビとロブスターの違いとは?(2012年3月18日掲載)

 伊勢エビとロブスター、大きさは似ていますが、同じ種類で採れる海域が違うだけでしょうか。それとも別の種類の生き物なのでしょうか?
 伊勢海老は、クルマエビ科のイセエビ属で ロブスターはウミザリガニ科ウミザリガニ属ということで、 一方は海老、一方はザリガニと考えると分かりやすいですね。ロブスターははさみが大きく、凶暴なため、収穫後すぐにはさみがテープで押さえられます。これはすぐにけんかしてしまうための対策です。料理界では海外産のイセエビのことを「ロブスター」と言うこともあるようです。
 見た目が明らかに異なりますので、注意してみると分かると思います。



第75話:かんきつ類を食べた後のリモコン操作は?(2012年3月11日掲載)

 かんきつ類を食べた後リモコンをいじったりしていませんか。身に覚えのある方も多いと思いますが、これって問題?
 実は、かんきつ類の果皮にはリモネンという精油成分が含まれていて、プラスチックを溶かします。 風船にかんきつ類の皮をこするとその働きで風船が割れます。(実験する場合は風船が割れますので注意してください。)
 本題に戻りますが、 みかん等を食べた手でテレビやエアコンのリモコン等を触ることで、リモネンの働きでプラスチックの表面が傷みやすくなるわけです。 かんきつ類を食べた後にプラスチック製品を触るのであれば、手を洗ってからに操作することがリモコンの無駄な劣化を避けることにつながります。



第74話:カップラーメンで○○亭などと実在のラーメン店のものが販売されていますが、誰が作っているのでしょうか?(2012年3月4日掲載)

 カップラーメンとかで実在のラーメン店の名前を用いたものが売られていますが、誰が作っていると思いますか。直接その店の店主が作っているわけではありません。カップめんメーカーの方が店の味を分析し、同じような味に仕上げたものが売られております。完全に同じにすることは難しいため、店主が妥協できる点を見つけて対応しています。
 というのは、カップ麺の販売は店の宣伝になるものの、おいしくなかったらマイナスイメージですし、逆に、こだわりすぎてコストが高くなりすぎたら、 カップめんメーカーに販売メリットがなくなるいうことになります。 ある意味お互いのせめぎあいといったところになります。



第73話:卵の大きさで親鶏の年齢が分かる?(2012年2月26日掲載)

 卵のサイズで産んだ鳥の年齢が分かるんです。基本的に若い鶏ほど小さい卵を産みます。SSサイズくらいです。
 普段私たちがSSサイズを見ることがほとんどないのは、業務用や加工用で使用されているからです。 大きい方が得した気分になれるのかも知れませんが、この事実を知ると、必ずしもそうではないと 言うことがわかります。また、卵の大きさによる栄養価はほとんど変わりません。 裏を返せば3Lくらいの卵はご年配の鶏の卵ということになります。



第72話:ポテトチップス1袋にジャガイモは何個使われているか?(2012年2月19日掲載)

 ポテトチップス1袋で60〜80グラムですね。ジャガイモ1個は100〜150グラムです。
 しかしながら、ジャガイモの8割は水分ですので、実際には約3個分使用していると思ってください。  ただ、カロリーについて申し上げると、油分を含んでいるため、ジャガイモ3個よりは遥かに多くなります。 油については以前紹介したように脳内物質の分泌により止まらなくなりますので、食べすぎには注意が必要と思います。



第71話:ふぐは冬の魚なのになぜ1年中食べれるのか?(2012年2月12日掲載)

 ふぐは冬の魚として知られていますが、1年中お店で食べることができます。なぜでしょうか。実は養殖技術が発達したため、1年中食べれるようになったのです。
 ちなみに、海水の水質が管理された中で養殖すると、肝臓にふぐの毒として有名な成分のテトロドトキシンが存在しないため、肝臓も食べれます。 これは、海水中のプランクトンがもっている毒をふぐが食べ、肝臓に貯蔵することが原因であるため、該当のプランクトンを食べなければ、毒が蓄積されないという考え方です。
 また、スーパーでふぐの刺身が安く売っている場合もありますが、とらふぐ以外のふぐを使用している場合もあります。 おいしくて高価なのはとらふぐですので、お間違いのないようにしてください。